車のOBD情報を取得する
バイクに乗っていると、速度計とタコメーターがヘルメットのバイザーに表示されたら良いのになぁと思うことがよくあります。
実際、そのようなヘルメットはクラウドファンディングなどで売っていたりしますが、高いし、よくみるとあまり機能がなかったりと、まだ未来を待つ必要があるなと思っています。
ふと、自分で作れないかな?と思って色々調べてみると、どうやら車両情報ってECUから取得できるようです。なのでちょっと調べてみました。
OBD2とは?
今回ターゲットとしたのが、OBD2というプロトコル。
OBD = On-board diagnostics
車両が故障した時の診断用に作られたもので、歴史も古く、SAEJ1939で標準化されており、最近の車両であればほとんど対応している。
OBD2を使うことで、速度や回転数などの情報をリアルタイムに取得することができる。
詳しくはWikiを参照
どうやって情報取得するの?
ELM327 OBD2 スキャンツールがAmazonで売っていますので、それを車両に設置して、BluetoothやWifi経由で情報取得します。
以下の商品を買ってみました。この商品はiOS非対応なのでご注意を。
ELM327 OBD2 Bluetoothで検索するといっぱい出てきます。
同じものに見えても細かい違いがありバージョンはv2.1とv1.5があります。
v1.5の方が安定しているようです。
iOSも使える製品もあるようです。
どこにつけるの?
車両のどこかにコネクタがありますので、接続するだけです。
僕の車(SUZUKI ワゴンR)はダッシュボード運転席左下側でした。
接続するとLEDが点灯します。
エンジン切っても点灯していたので常時電源接続のようです。
OBD2をつけっぱなしにすると最悪バッテリーが上がってしまうので使い終わったら外しましょう。
どうやって情報取得するの?
情報を取得するには専用アプリがあります。以下が有名どころ。
車両情報取れてます。車両加速度、エンジン回転数、車両速度。
— すぎどん (@sgidon) 2021年8月21日
これをデータで吸い上げたい。 pic.twitter.com/Cbjw5moHPa
今後は?
情報取得できることがわかったので、データだけを取り出せるような方法を調査しています。
ゆくゆくは
情報取得 → クラウドアップ → データ分析 → BIツールで表示
情報取得 → アプリで加工 → ARグラスに表示
とかやっていきたいと思います。